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派遣会社がいま見直すべき労務管理ポイント3選|全国で増えるトラブル事例つき   2025.11.24

## はじめに:全国の派遣会社で“同じ種類のトラブル”が増えている理由

 

近年、日本全国で派遣業界の環境が大きく変化しています。 

派遣先企業のニーズは細分化し、労働力不足により派遣会社への依存度は高まる一方、 

法令遵守への目線は年々厳しくなっています。

 

私は社会保険労務士として全国の派遣会社の労務管理や制度運用をサポートしていますが、 

地域が違っても「起きているトラブルの種類がほぼ同じ」という現象が続いています。

 

なぜか? 

それは、**制度の複雑化と、派遣会社側の実務負担が急増していること**が背景にあります。

 

特に以下の3つは、全国どのエリアでも相談が増えている“共通ポイント”。 

本記事では、この3つのポイントを中心に、全国で実際に起きたケースとともに、 

派遣会社が今日から見直せる実践的な対策をまとめて解説します。

 

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## 労務管理ポイント1:全国で増える「労使協定方式」の混乱

 

### ◆ 労使協定方式は“複雑で落とし穴が多い”

派遣労働者の賃金決定方式として多くの企業が採用する“労使協定方式”。 

しかし実際には次のような課題が数多く発生しています。

 

- 協定の更新漏れ 

- 職種区分の誤り 

- 基準値の誤採用 

- 協定の内容を社内で共有していない 

- 派遣先との契約と整合していない

 

これらはどれも、年に一度か二度の更新でしか触れないため、 

担当者が変わると途端に抜け漏れが起きるという共通点があります。

 

### ◆ 全国で実際に起きたトラブル事例

・**北海道の派遣会社** 

事業統合のタイミングで協定書を引き継がず、 

協定の有効期限切れが1年以上放置されていたことが行政指導で発覚。

 

・**関東の派遣会社** 

職種の区分を誤って適用しており、実際より低い水準で賃金を設定。 

遡及対応により大きなコストが発生。

 

・**中部地方の派遣会社** 

協定の内容と派遣先への通知書の内容が一致しておらず、派遣先から是正要請。

 

これらは地域に関係なく全国で起こり得る問題です。

 

### ◆ 社労士の視点から:何をどう見直すべきか?

労使協定方式は、**「更新」ではなく「検証」**が必要です。 

具体的には以下を必ず確認してください。

 

- 協定の有効期限 

- 職種区分の妥当性 

- 賃金の算出根拠 

- 記録の保存状況 

- 協定内容と通知書の整合性

 

毎年“ただ更新しているだけ”の運用は、最も危険です。

 

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## 労務管理ポイント2:同一労働同一賃金の説明不足

 

### ◆ 全国で共通して増えている“説明トラブル”

同一労働同一賃金は、派遣会社にとって避けては通れないテーマ。 

しかし、多くの派遣会社で次の点が課題になっています。

 

- 派遣先が変わったのに説明内容が更新されていない 

- 書面はあるが、説明した証拠(記録)がない 

- 担当者交代で説明内容が引き継がれていない 

- 労使協定の内容を十分に理解しないまま説明している

 

### ◆ 全国で実際にあったケース

・**大阪の派遣会社** 

担当者が変わった際に説明記録の引き継ぎができておらず、 

派遣労働者から「説明を受けていない」と申告が入り調査対象に。

 

・**九州の派遣会社** 

派遣先変更時の説明が不足し、待遇差の有無の説明で誤解を招きトラブルに。

 

説明は「言った・言わない」ではなく、**記録があるかどうか**が重要です。

 

### ◆ 説明トラブルを防ぐための実務対策

- 説明書は「テンプレ化」し、担当者が変わっても標準化 

- 派遣先変更時は必ず説明の“再実施” 

- 「説明した記録」を電子保存(日時・担当者・内容) 

- 労使協定方式の内容を社内で再共有し、説明の精度を上げる

 

説明に関するトラブルは、ほぼ全て**事前の仕組みづくりで防げます**。

 

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## 労務管理ポイント3:派遣元管理台帳・契約書の整合性不足

 

### ◆ 再編期に特に多いのが「古いルールのまま運用されていた問題」

派遣元管理台帳、就業条件明示書、派遣先への通知書、契約書類。 

これらの記載内容がバラバラになっている企業が全国で増えています。

 

特に以下のような問題が頻発:

 

- 契約書の更新が台帳と連動していない 

- 通知書と労使協定の内容にズレ 

- 古いテンプレートを使い続けていた 

- 統合・事業承継で複数の運用ルールが混在

 

### ◆ 全国のケース

・**中四国地方の派遣会社** 

複数拠点が別テンプレートを使用しており、行政調査で整合性のズレが判明。

 

・**東北地方の派遣会社** 

台帳の更新漏れが数十件発覚し、派遣先との契約内容とも不一致。

 

・**関西の派遣会社** 

派遣先への通知内容が古く、労使協定と矛盾していたため再提出を求められた。

 

台帳や契約書類のズレは、会社規模や地域に関係なく全国で発生しています。

 

### ◆ 社労士が推奨する“整備の順番”

1. **まずは台帳を最新化** 

基礎が整っていないと他が合いません。 

2. **通知書と契約書の整合性を確認** 

最もズレやすいポイントです。 

3. **テンプレートを一本化** 

全国拠点でも統一できる形が理想。 

4. **定期的な棚卸し(少なくとも年1回)** 

派遣会社は“書類が時間差で古くなる”ビジネスだからこそ必須。

 

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## 派遣会社が今すぐできる「労務管理セルフチェック」

 

今日から取り組めるチェック項目をまとめました。

 

- 協定書の期限が切れていないか 

- 協定内容を正しく理解しているか 

- 説明記録を残しているか 

- 台帳と契約書にズレがないか 

- 担当者交代時の引き継ぎは形式化しているか 

- 全国の拠点でテンプレートが統一されているか 

- 年1回の棚卸しを実施しているか 

 

これらをクリアするだけで、多くのトラブルは未然に防げます。

 

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## 全国の派遣会社に共通する課題と、社労士として感じること

 

全国の派遣会社から相談を受けて強く感じるのは、 

「自社の運用は“独自ルール”が積み重なっていく」ということ。

 

派遣業務はスピード感が求められ、現場裁量で動くことも多いため、 

時間が経つほど“会社の公式ルール”と“実際の運用”がズレていきます。

 

その小さなズレが積み重なると、 

・協定の誤運用 

・説明不足 

・台帳と契約書の整合性欠如 

といった全国共通のトラブルにつながります。

 

だからこそ、再編が進む今、 

**労務管理の棚卸し=会社の強さをつくる作業** 

と言えます。

 

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## まとめ:全国で同じトラブルが起きている今こそ、見直しのタイミング

 

派遣会社の労務管理は複雑ですが、 

ポイントを絞れば確実に整えられる領域です。

 

特に次の3点は、全国の企業がつまずきやすい部分:

 

1. 労使協定方式の誤運用 

2. 同一労働同一賃金の説明不足 

3. 台帳・契約書の整合性欠如 

 

逆に言えば、ここを整えることができれば、 

派遣会社としての信頼性は格段に高まります。

 

「うちの会社だと何から手を付ければいい?」 

「この運用のままで行政調査に耐えられる?」 

 

そんな疑問があれば、ぜひ気軽にご相談ください。 

全国対応で、地域特性に合わせた実務的なアドバイスをお伝えしています。

 

ご相談の際は、当ホームページのお問合せ・相談フォームから、お気軽にお声がけください。

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「予め料金が分かっているので、安心して申し込めます」

 「料金交渉が不要で助かります」

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 などなど、多くのお客様に喜ばれております。

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当事務所セミナー会場(27Fスカイラウンジ)で、当事務所が独自にテーマを設定し、お申し込み頂いた、複数の会社様にご参加頂くものです。

セミナー開催実績例
  • 介護事業者様向け「改正介護保険法セミナー」
  • 介護事業者様向け「介護労働環境向上奨励金セミナー」 3回
  • 新規採用をお考えの事業者様向け
    「元ハローワーク職員が教える!求人助成金セミナー」
  • 飲食店様向け「元ハローワーク職員が教える!求人助成金セミナー」

講演について

当事務所代表が会社様や、ご同業者の集まりに訪問し、ご依頼されたテーマ(一般的な課題)について原稿を作成し、講演するものです。

講演実績

日本経営開発協会様 御紹介
市川港開発協議会様 主催 研修

「マイナンバー通知開始!
今知りたいマイナンバー制度の傾向と対策」

【参加者様からのお声】

  • 非常に分かりやすく、90分飽きさせることのない素晴らしいものだった。
  • 非常に役に立ち、興味が持てる内容だった。
  • 普段は講義に集中するのは難儀なのだが、話のスピード、声のトーン、間、どれを取っても感心するばかりだった。
  • マイナンバーが今後いろいろな問題を引き起こす可能性があることがよくわかり、大変勉強になった。早期に確実な運用体制を社内に確立させなければと思った。

一般社団法人 港湾労働安定協会 様 主催
雇用管理者研修「職場のメンタルヘルスに関して(会社を守る職場のメンタルヘルス対策)」

【参加者様からのお声】

  • メンタルヘルス対策は今後も重要になってくると思うので、このような研修会を増やして貰いたい。
  • 社会保険労務士による内容を次回もお願いしたい。
  • メンタルヘルス関係で初めて面白い(役に立つ)情報が聞けたと思います。
  • 大変に良い研修ですので、これからも続けて貰えるとありがたいです。
  • 中間管理職として守るべきというか、部下に対してどのような人事労務管理をすればよいのか、中小企業向けに別途講習会をやってほしいと思った。
  • 株式会社LEC 様 主催
    「介護雇用管理研修」業務委託登録講師
  • 株式会社フィールドプランニング 様 主催
    「派遣元・派遣先・職業紹介責任者講習」業務委託主任講師
  • 神奈川韓国商工会議所様 主催
    経営者セミナー「お役立ち助成金講座
    (雇用の確保と5年ルールへの対応策)」
  • 日本経営開発協会様 御紹介
    株式会社根布工業様 主催
    安全大会「入ってないと、どうなっちゃうの?社会保険のこわ~いお話」
泉文美 講師紹介ページ

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「働き方改革!派遣社員が選べるふたつの雇用とは」

「近代中小企業」2月号

「近代中小企業」2月号

「近代中小企業」2月号に記事を執筆しました。

「元ハローワーク職員が教える!ハローワーク求人&助成金活用法」

「SR」 9月号

SR 9月号

ハローワークを始め、社会保険事務所(現:年金事務所)、労働基準監督署でも勤務経験を持ち、「お役所の裏事情に詳しい社労士」として定評のある我がみなとみらい人事コンサルティング代表。

ハローワークでの勤務経験を買われ、日本法令様出版の「SR 9月号」に記事を執筆しました。

(第27号 2012年8月6日発売)

元職員が指南する!ハローワークの効果的な利用の仕方

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